年末といえばお蕎麦。
年越しそばって美味しいですよね。
この寒い時期に食べる蕎麦格別です。
天ぷらもつけて最高です。
でもふと思いました。
なぜ、蕎麦をこの時期に食べるんだろう？
そしてなぜ蕎麦なのか？
饂飩じゃ駄目なのか？
今回は、年越しそばについて、年末に蕎麦を食べる理由を６つ探ってみました！
それでは、ご覧ください。
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年越しそばって？
そもそも年越しそばって何なのでしょう？
「大晦日（１２月３１日）に縁起を担いで食べる蕎麦」の事を言います。
日本特有の文化であり、風習ですね。
では、いつごろからこの風習が始まったのでしょうか？
年越しそばの歴史、由来について
年越しそばが始まったのは、江戸時代中期の頃です。
江戸時代といえば、ちょうど蕎麦が流行りだした時代。
月の３０日に蕎麦を食べる習慣がありました。
晦日（三十日）蕎麦（みそかそば）
江戸時代の中期。江戸の商人の間で、月末３０日に蕎麦を食べる風習がありました。
蕎麦の形状は細くて長いです。
それを、身代（家の財産）が細く長く、蕎麦のように続きますように！と願いを込め、縁起を担ぐ意味で蕎麦を食べていたのでした。
それが転じて年末の大晦日の日に食べる蕎麦だけは、「年越しそば」というようになったわけです。
商売は縁起が本当に大事ですよね。気持ちが込められているとそれが返って来ますから。
蕎麦は脚気に効果あり（饂飩じゃだめ？）
さらに、蕎麦のビタミンｂ１が、当時流行っていた病気脚気に効果あり、と評判になり一気に広まったのでした。
これが饂飩ではない理由ですね。饂飩ではビタミンｂ１はとれませんものね。
年越しそばに込められた６つの意味と食べ方
蕎麦を食べることには、商人の間では、細く長く商売繁盛という意味があったわけですが、これが転じて、他の意味も込められるようになっていきました。
ココでは、年越しそばに込められた６つの意味を心を込めてご紹介しましょう！
１，長寿延命
蕎麦は、細く長いです。そして延びます。
この特徴にあやかり、末永く健康で、長生き出来ますように！という意味が込められています。
食べる時は、「長生き出来ますように」と心を込めていただきましょう。
２，金運アップ
金銀細工師という金や銀を加工する職人がおりました。
彼らが、金や銀を集める際にそば粉を使用したり、金箔を伸ばす際にそば粉を使用しました。
このように、そば粉は金銀細工を作成するのに必要不可欠だったのです。
ココから転じて「蕎麦は金や銀を集める」「蕎麦は金を伸ばす」という風になり、「金運アップ」
のゲンを担ぐようになりました。
食べる時は「金や銀の事を思い浮かべながら」心を込めていただきましょう。
３，旧年の借金、苦労をリセット
蕎麦の麺は切れやすいので、これにあやかり借金や苦労がもし旧年にあれば、これを切り捨てて新しい年へ新たな気持で望めるように願いました。（これが饂飩だったら切れにくいから来年に引きずってしまいますね、、、。）
食べるときには、完全に食べきることが必要不可欠です。
そして、「借金や苦労が無くなりますように！」と心を込めていただきましょう。
４，健康を祈念する
蕎麦という植物はとっても強いのです。
なんせ９０００年前から今に至るまで生き抜いていることも凄いです。
そして、たとえ風雨にさらされても、その後太陽を浴びるとそれだけでまた元通りに元気になることが出来るのです。
この強靭さにあやかり、蕎麦を食べることで健康を祈念するようになりました。
なので、食べる時は、「どんなに傷つき病んでも立ち直れる強靭な心身を得られるように」願いながら心を込めていただきましょう。
５，家族の縁
これは、家族皆がそばにいられるように、というそばの名前にあやかるものです。
この場合は、家族皆で一緒に年越しそばを頂くのが良いでしょう。
もちろん食べるときには、「来年も家族皆がそばにいられますように」と心を込めて一緒にいただきましょう。
６，運気アップ「世直しそば」
これは、鎌倉時代から続く風習に「世直しそば」というものがありました。博多の承天寺で行われていた大晦日恒例の行事です。
貧しい町人に蕎麦がきを振る舞ったところ、翌年から皆に次々と幸運が訪れたと言うのです。
蕎麦が幸運を引き寄せてくれたのですね。
なので、食べる時は、「翌年の運気をアップさせること願いながら」心を込めていただきましょう。
まとめ
大晦日に蕎麦を食べることで、様々な効用があることがわかりましたね。
「長生き」「金運」「苦労リセット」「健康」「家族の縁」「運気アップ」の６つの効用が得られますので
是非とも大晦日にはお蕎麦を頂くようにしましょう。
その時は、心を込めていただくことが大事ですね。
そして、来年、良い年になりますように！
