『2018年大河ドラマ「西郷どん」の原作が、単行本として発売されました!』
この林真理子さんの原作を元に、中園ミホさんの脚本にて、ドラマが進行していくのですが、
よりドラマを楽しむために、まずは原作を知っておくことをオススメします!
メリットとして
何と言っても西郷どんを2度も楽しめるってこと!
ということでまとめてみました!
途中、私の主観も入っていますが、さらーと流していただければ!
是非、大河ドラマを見る際のサブツール的な存在として本記事を扱っていただければと思います!
2018年大河ドラマ「西郷どん」をひとまとめにした記事はこちらをご覧ください⬇⬇⬇
大河ドラマ・西郷どん(せごどん)のネタバレまとめ!西郷隆盛は~
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今回は「下巻の十九」のあらすじ全体まとめ
全体のテーマは何でしょう?
全体テーマ「明治天皇中心政府へ向けて」
新しい時代、新しい天皇を元下級公卿の岩倉具視と、元薩摩下級藩士の大久保利通が作り上げようとしていました。
この章では、明治天皇と西郷どんがどのように関わっていったのか?
このあたりを紐解いていくことになります。
それではいってみましょう!
起「明治天皇を新時代の君主になっていただくために」
新政府から天皇の側に務める者を選ぶことになります。
村田新八、山岡鉄太郎など、武士が中心でした。
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新時代の君主になるには、今までのようなお歯黒で女中と遊んび、花鳥風月を愛で歌を読んでいるだけではならない事を、教えていかなければならなかったからです。
そして、東京から鹿児島までを旅する西国巡幸を通じ、西郷どんは天皇に対して
「この国をお渡しするのに、どれほど多くの血が流れたか、忘れてはいけません」と伝えるのでした。
西国巡幸を終えると21歳の天皇はかなりの成長を遂げます。
千葉での野戦演習で激しい雨が降ったときも、風雨の中、兵士たちとともに夜営し、それに対し「たいしたことはない」といってのけるほどに強くなっていたのでした。
また、強さとともに優しさも持ち合わせていました。
西郷どんの肥満に対して、ドイツの医者に診療させたりさせています。
(分泌異常と診断され、食事は麦飯、脂肪を抜く、そして歩くことを命じられます)
承「留守政府の役割」
留守の間何もするな、と言われていた留守政府ですが、士族の勤務先と、将来の軍隊編成確保のために徴兵制を断行します。
西郷どんは、留守政府の事実上の長でありました。
海外視察団は期限を一年以上延ばし、肝心の通商条約の改正も果たしてなく、その無責任さに西郷どんは腹を立てます。そりゃそうだ!
新しい日本は問題が山積み。キリスト教を解禁し、地租改正し、太陽暦を採用し、学制を導入しました。
そのように問題に対処している西郷どんを長とする留守政府に、朝鮮からの国交断交という問題が起こります。
国内では、朝鮮と戦争だ!という声が高まりますが、西郷どんはあくまでも話し合いで解決しようとします。
天皇を持ってすれば必ず朝鮮外交は成功する。と西郷どんは信じるのです。
転「大久保利通と西郷どんとの主張」
しかし、海外視察から帰った大久保利通は、西郷どんの朝鮮へ行き話し合いをするという作戦を、鼻から納得しません。今は朝鮮ではなく、ヨーロッパのような富国強兵を目指すのが第一だと主張します。
一方西郷どんは、弓矢の形をした日本は、その弓を引く側にアジアがあり、上手く引き合うことでバランスを取っていかなければならないので、まずは朝鮮との外交を優先すべきと主張します。
お互いの考えは平行線でした。
朝鮮との戦争を回避したい大久保。朝鮮へ使節として赴きたい西郷どん。
微妙にすれ違っている二人の主張は、すったもんだの末、天皇からの勅書により西郷どんは朝鮮行きを断念。
そのまま中央政府の役職を辞職し鹿児島へ帰るのでした。
留守政府の役目も終わり、新政府の首脳が戻ってきたのですから、当然ですよね。
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結「村田新八とヨーロッパの話」
パリに在住していた村田新八は、西郷どんが鹿児島へ辞職して帰ったと聞くやいなや、急ぎ鹿児島へ帰国します。
そんな村田新八を西郷どんは説教します。海外を視察したその頭を日本のために活かすのが役割だと。
しかし、喜界島に流されていた村田新八を救った西郷どんへの恩は並々ならぬものがありました。
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村田は、鹿児島とヨーロッパの都市の貧乏の違いを語ります。
鹿児島の貧乏は、米はないが芋はその辺に転がっており、土の上で日を浴びていられる。
しかし、ヨーロッパ都市の貧乏は、日も当たらない暗い建物の隅にネズミのように暮らしていると。
青白い顔をして笑顔はなし。これが目指す国なのだろうか?と。
百姓をする国を創るため、西郷どんは志を新たにし、村田新八もそれについていく事を誓うのでした。
まとめ
大久保達新政府首脳が海外へ視察へ行っている間、留守政府を任されていた西郷どんたちは、難題を次々と解決していきます。しかし、朝鮮との外交問題はなかなか解決が難しく、帰国した大久保利通とも考え方が平行。
結局、西郷どんの主張は受け入れられず、政府の役職を辞職し、鹿児島へ帰ります。
そこへ村田新八からヨーロッパの都市の貧乏の話、鉄の論理を聞くと、百姓をする国を作ろうと、志を新たにする西郷どんなのでありました。
舞台は、鹿児島で西郷どんラストスパートです!
原作「西郷どん!」まとめについて
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