私の通勤路に近所に小さい稲荷神社(祠)があり、そこの朱いのぼりに
なぜ「正一位 稲荷大明神」と書いてあるのか?と思ったのです。
言葉は聞いたことがあったのですが、深い意味は知らなかったので、調べてみました!
調べた結果、
小さい稲荷神社ののぼりに「正一位 稲荷大明神」と書かれている理由を一言で言いますと
「小さい稲荷神社にも最高位「正一位」を名乗ることを、
鎌倉時代の天皇が許可を出してしまった為!」だったのです。
「正一位って何?」とか、「許可を出した天皇って誰?」と新たな「?」出てきました。
もう少し詳しくみていきましょう。
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正一位とは?
人や神に授けた位階のひとつです。
位階は国家の制度に基づく序列、等級を意味します。
神に授けられたものを神階と言い、その位階は正六位から正一位までの15階あります。
その最高位を「正一位」というのです。
例えば、人でいえば江戸幕府を開いた「徳川家康」や、幕末に薩摩藩の藩主になった「島津斉彬」などがいます。
神なら、春日大社で知られる「春日神(藤原氏)」や、鹿島神宮で著名な「建御賀豆智命神」などがあげられます。
許可を出した鎌倉幕府の天皇は「後鳥羽天皇」です
稲荷神社の場合、正一位が叙されたのは「稲荷神」に対してでした。
なので、そこから分霊(他所で祀る)された場合は当然「正一位」は引き継がれません。
しかし、律令制度(法律による統治制度)が弱まる事によりこのあたりのルールも弱くなっていきました。
そんな中、鎌倉時代の天皇、後鳥羽天皇が稲荷神の本社である伏見稲荷大社を訪れた時に、
分霊先でも正一位を名乗ることを許可してしまったのです。
(ちなみに分霊は日本全国で3万社ほどあるそうです。多いですね!)
後鳥羽天皇ってば、大盤振る舞いすぎやしませんか?
っていいたくなっちゃいますね!
まとめ
正一位が稲荷神社で書かれているのは、後鳥羽天皇の意向が広まってしまった事が原因でした。
それがまだ現在も脈々と続いているということです。
逆に箔が付いて良いのでは?
こんな知識を持ってからお参りすると
普段よりももっとお参りが楽しくなっちゃうかも?
ご近所の稲荷神社を探してみるのも面白いかもしれませんね。
今年の初詣は稲荷神社で決まり!
最後に
もし、稲荷神社の総本山、伏見稲荷大社に行かれるならば、オススメの宿があります。
その名も、「忍者ハウス」。
京都の築100年の家を貸し切り。
忍者風情が細部に施されている、忍者や歴史が好きな方にはたまらない宿です。
自分も行ったことは無いのですが、絶対に行きたい宿です!
行ったこと無いのにオススメっていうのもどうかと思いますが、
宿の紹介をみているだけで行ってみたくなる宿なのです。
是非チェックしてみてください。
もし行かれた場合は、その感想をお聞きしたいです!