「米」
これは、昔から日本人の主食を成してきた食べ物ですよね。
戦国武将たちもこの米を主食にしてパワーを蓄えて、数々の戦をこなしてきたわけですが、
戦時の日本人たちはかなりの量の米を消費していたと聞きます。
一説によると、戦の時は一日一升ものお米を食べるとも?!
そもそも米一升ってどんだけの量なのでしょう?
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今回は、米の量の事、由来、など調べてみることにしました。
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米一升とは?
一升ってイメージが湧かない方は、日本酒の一升瓶を思い浮かべてみてください。
これが一升瓶です。
一升は約1.8リットルです。
1.8リットル分のお米はでは、何キロあるのでしょう?
米一升は何キロ?
ズバリ、「約1.6キロ!」です。
これは、米を炊く前の重さです。
お米をたくと、水の重さなど加わり、約2.2倍になりますので、炊きあがり「3.5キロ」のお米が出来上がります!
相当な量なのはなんとなく分かりましたね。
もう少し分りやすく、お茶碗に換算してみましょう。
米一升をお茶碗に直すと何杯?
お茶碗一杯は約150グラムです。
一升が3.5キロ=3500グラムですので、
計算すると(3500グラム÷150グラム=約23)
なんと、23杯ッ!
戦国時代の武将たちは、戦さの最中、一日にこれだけの量を食べていたなんて、すごい食欲ですね。
と言いますか、それだけ激しい動きを戦ではするっていうことですよね。
「腹が減っては戦が出来ぬ」とは言い得て妙です!
ちなみにエネルギー換算すると、5200カロリーです。
(現代の運動に換算すると、平泳ぎを7時間泳ぐ量ですね。エッ。そんなの無理?!)
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では、この大切な人間の燃料「米」ですが、
この「米」っていう漢字と読みには意外な意味、語源があったのです。
やはり、人々の生活に繋がるものでした。
それでは、「米」の意味と語源について調べてみたいと思います!
米の語源
幾つかありますのでご紹介しますね。
1,「込める」
稲荷神社の由来にもありますように(もし気になる方はこちらをどうぞ→稲荷神社のご利益は?狐との関係は?朱い鳥居の意味とは?)、米は古来より神聖な物でした。生きるために大切な穀物であり、様々な儀式にも用いられてきました。
この「米」に神聖な力が「込められていた」ことから「米」になったという説あります。
2,「小さな実」
お米は稲の穂先になる「実」ですが、大きさ的にはとても小さいです。
この小さい実のことを「小実」(こみ)といったとの説あります。
3,「八十八」
米をつくるのには、八十八もの作業、手間があると言われています。
要するに、簡単ではなく大変だ!って言うことを八十八という漢字で表し、
それを合体すると「八十八」→「米」になるわけです。
4,稲穂を表す象形文字
横向きになった稲の穂先を表現していました。
それが変化して「米」になったと言います。
やはり、貴重で大事なお米。
語源にもその意図が大いに含まれていますね。
昔の人、ありがとう!
まとめ
古来より、日本人の食事に欠かせないお米。
戦国時代の武将たちは戦ではかなりのカロリーを消費するため、
一日一升のお米を食べていました。
一升のお米の量は3.5キロ。
お茶碗に直すと23杯。
米の由来を知って、お米の大事さを再確認出来ました。
これからもお米を大事にして、美味しく沢山頂きましょう!