『2018年大河ドラマ「西郷どん」の原作が、単行本として発売されました!』

西郷隆盛

 

この林真理子さんの原作を元に、中園ミホさんの脚本にて、ドラマが進行していくのですが、

よりドラマを楽しむために、まずは原作を知っておくことをオススメします!

 

メリットとして

何と言っても西郷どんを2度も楽しめるってこと!

 

ということでまとめてみました!

 

途中、私の主観も入っていますが、さらーと流していただければ!

是非、大河ドラマを見る際のサブツール的な存在として本記事を扱っていただければと思います!

 

2018年大河ドラマ「西郷どん」をひとまとめにした記事はこちらをご覧ください⬇⬇⬇

大河ドラマ・西郷どん(せごどん)のネタバレまとめ!西郷隆盛は~

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今回は「下巻の二十」のあらすじ全体まとめ

全体のテーマは何でしょう?

全体テーマ「西南戦争」

遂に最終章を迎えます。

西郷どんを慕う多くのものは、自分だけの西郷像を作り出し、それに向かって殉死していきました。

それが西南戦争です。

 

起「ハーメルンの笛吹き男」

征韓論」で大久保利通と主張が噛み合わず、中央政府を辞め、鹿児島に戻っていた西郷どんでした。

そんな西郷どんについて軍人や新政府で高い地位を得た者が次々と鹿児島へ帰還していきました。

まるでハーメルンの笛吹き男のように。(ドイツの街で、男が笛を吹くと、街中の子供がついていき、もう二度と帰ってこなかったという童話です)

承「百姓の国西郷王国」

百姓の国を目指す西郷どんは、県令(知事)大山綱良に依頼し山を払い下げてもらい、そこに吉野開墾社を作ります。

農業を通じて第一級の人間になる」これが吉野開墾社の方針でした。

その他、縦隊学校、砲隊学校といった私学校もスタートさせていました。

当時高まりつつあった、自由民権運動の誘いを断り鹿児島に西郷どんを天皇とする西郷王国が築かれていきました。

転「西南戦争前夜」

日本の裁判や刑法の原型を作った佐賀出身の政治家、江藤新平は、士族の不平不満から乱を起こす大将に担ぎ上げられます。

江藤は西郷どんにも協力を頼みますが、西郷どんは、不平不満を戦に使ってはならないとの考えから断っています。(江藤は近代的でないやり方で処刑されその写真を全国にばらまかれました。)

しかしそんな西郷どんの思いとは裏腹に、全国で士族の新政府に対する不平不満による乱が勃発します。

西郷どんがいる鹿児島の私学校の行方が注目されるようになっていきます。

西郷どんは、百姓をしていたいのですが、私学校の若者、桐野利秋達幹部、いずれも爆発寸前、鹿児島の独立王国では満足できないようになってきていました。

その空気を読んだ中央政府に残っていた大久保利通が仕掛けます。

大久保は、鹿児島の強力になりすぎた反政府勢力を倒したかったんだと思います。

現状を探るため、少警部を送り込みますが、私学校の生徒に捕らえられ、西郷どんを暗殺しに来たと自供します。

さらに、鹿児島にある陸軍所有の弾薬を運び出そうと陸軍兵士が動くと、血気にはやる私学校の生徒が陸軍兵士たちを深夜急襲します。(予想通りの動き)

この話を兎狩りの最中に西郷どんは知ります。「しもた!」10年前に徳川慶喜に仕掛ける時に言った言葉を今度は、大久保に仕掛けられて手を出した若者に対して使うことになりました。

 

すぐに鹿児島に戻り、私学校にて集会を開きます。

西郷どんがだした答えは「この身はおはんたちにお預けしもんそ」。

 

遂に、西郷どんは担ぎ上げられそして、自らもそれを肯定してしまいます。

江藤の誘いは断った西郷どんでしたが、、、。

結「西南戦争」

2月17日、1万6千の西郷軍は出陣しました。

ここから、西郷どんと最初の妻愛加那の子供、菊次郎の目線で物語が語られます。

 

まずは熊本城の戦い。

政府軍の司令官は佐賀の乱(江藤が起こした乱)も鎮圧した猛将谷干城でした。

3日もあれば落とせると見ていた私学校の生徒でしたが、2ヶ月たっても落とせずにいました。

長期化する戦地では、村田新八が奏でるアコーディオンが兵士たちを癒やしてくれました。

菊次郎は、右脚に銃弾を受け負傷すると、西郷どんの指示で下男の熊吉がつくことになりました。

西郷どんは、全体の指揮を執りながらもちゃんと息子のことも見ていたのです。

菊次郎は、そんな父の偉大さをまた感じるのでした。

 

そして野戦病院へ収容されます。

 

その後戦局は政府軍を遮断するために薩軍は田原坂に移動します。

しかし、政府軍は32万発の銃を撃ち、17日間の激しい戦いは続くのです。

しかしやがて薩軍退却の噂を聞き、野戦病院にいた菊次郎は熊吉に背負われながら、80里(約320キロ)を4日間移動し、延岡に着きます。

そこでの兵力3500人。(当初の10分の一の数に減ってしまいました)

 

政府軍に完全に包囲された西郷どんは、解軍宣言を発します。

降伏するものは降伏し、死にたいものはしにやんせ。みな自分の欲するところに従っとじゃ

選択を出来るようにすることで、兵士の誇りを守ったのです。

 

死ぬ前の着替えようとして糸が用意してくれた「白いふんどし」を西郷どんから受け取ります。

これが敵から菊次郎たちの身を守ってくれます。家族愛ですね。

 

西郷どん達400人はなんとか政府軍の包囲網を脱して鹿児島城山に辿り着きました。

9月24日、「もうここらでよか」と別府晋助に介錯を頼み西郷どんは自害して果てます

 

西郷どんが目指していたものが、若者たちの暴発により中断されても黙って彼らに従いました。

それは西郷どんが最後に言った「区切りにいる者は死ななくてはならない」という考えのものだったのです。

(そして大久保利通も翌年暗殺されます。彼もまた区切りの人でした)

まとめ

新政府に対して不満が募っていた鹿児島の若者たちが暴発して起こった西南戦争。

結果的に、この戦争により幕末から明治にかけての革命が終了し、本当の意味で新時代がスタートすることになります。

その区切りいた西郷どんは天命を全うしたということだったのです。

菊次郎が語り手となって進んできたこの物語も全てが終わりました。

日本が西郷どんの望む世界に少しでも近付くために私達ができることは何かを考えながら生きて行きたいと思いました!

原作「西郷どん!」まとめについて

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