徳川家康と言えば、江戸幕府を開き、260年もの間続く徳川家長期政権の礎を築いた人物ですよね。

徳川家康

徳川家康公の名言!その信条から学ぶべきもの

260年っていえば、江戸時代の平均寿命が30年から40年くらいですから、実に7世代ほどの世代の入れ替わりが一つの時代で起きていたってことですね。

それほど長い時代を支えた一つに創始者家康の資産が役に立ったのです。

 

どれほどの遺産を残したのか?

それは現在いくらなのか?

 

今回、徳川家康が残した遺産・資産の金額を調べて疑問を解決していきたいと思います!

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徳川家康は遺産・資産をいくら残したのか?

ズバリ、「600万両」です!

と言われましてもちょっとピント来ないですねえ。

現在の金額に換算してみましょうか。

現在の価格でいくら?

ここでは戦国時代末の価格を参照し、一両約8万円として計算してみますね。

根拠はこちらの記事をご確認ください→一両いくら?戦国時代の貨幣価値甲州金から簡単に換算してみた!

600×8=4800

おお!4800億円!!!

これを当時の江戸時代の国家予算と比較してみましょう

江戸時代の国家予算のなんと8倍!

4800億円は今の国家予算100兆円から見るとちょっと少ないかなっても思いますが、

江戸時代中期の幕府の収入(税収など)(国家予算)が80万両(一両8万円で現在換算640億)ですから

実に約8倍です!!!1

それを一代で築いた徳川家康、素晴らしいです!

 

ここで、ちょっと戻って600万両の内訳を見てみましょう。

徳川家康の遺産の内訳

600万両、実に江戸時代の年間国家予算の8倍ほどの遺産で残した家康の内訳とは!

品目 当時の金額 現在換算
 約300万両 約2500億円
 3万貫 約400億円
金山銀山 16万両 128億円
豊臣家の財産 200万両弱 1600億円弱
朱印船貿易 その他 残り
合計 600万両 4800億円

豊臣家の財産が結構多いですね!3分の1くらいを占めています。

秀吉が伏見城に残した財産をそのままゲット!

豊臣家を滅ぼしたことがかなり正解ですね!

その他のものは家康が蓄積したものでした。

では、どのようにして一代で蓄積していったのでしょう。

簡単に見てみましょう。

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徳川家康がどうやって資産をためたのか?

金山銀山保有

一つにこの金と銀を産出する大本を確保していたことが大きな所でしょう。

有名なところに、佐渡金山、但馬生野、石見大森銀山などです。

朱印船貿易

基本的には鎖国をしていましたが、4カ国だけに限定して貿易を行っていました。そしてその利益を幕府に入るようにしたのです。これが結構な利益をゲットするようになりました。

三河武士の精神

「普段の生活は質素にする。そしてここぞというときにはしっかりと使う。」

この三河武士の精神はお金を貯める基本ではないでしょうか?

大大名になってからも、家康は基本麦飯を食べ、木綿の着物を着用していました。

健康マニアっていうのもあるとは思いますが、必要ないところにはお金を使わないって考えがしっかり根付いていました。

これは、家臣にも徹底してさせていました。

そして、ここぞって時。例えば、天下をほぼ手中に収めた織田信長をおもてなす時は、信長のために橋を作ったり、道を作ったり、宿舎を作ったりと最大限のおもてなしを表現し、感動させて評価を著しく上げたという実績を残しています。

もしここでケチって粗末なおもてなしをしていたら、信長の機嫌を損ね、あらぬ疑いをかけられたり徳川家の存続に危機が訪れていたかもしれません!

また、困っている人に手を差し伸べるってことも出来る太っ腹な戦略も持ち合わせていました。

 

例えば、豊臣秀吉から謀反の疑いで切腹を命じられた秀次から借金をしていた細川忠興と伊達政宗が疑いをかけられていました。彼らが借金を返済出来るように資金援助するという事を根回ししました。

これは、男気があり、また先や周りのことを考えてのしたたかな行動なのはもちろんのこと、その資金がなければ出来ない行動です。

これが後々家康に味方する下地になっていくと考えれば投資とも言えましょう!

 

現在の例で言うと、同じ愛知県出身のトヨタ自動車にもこの精神は受け継がれていると思います。

質素な生活は、徹底したコストダウン不良在庫を持たない仕組み借金に頼らない強い資本力を築き上げたことにみられますし、

おもてなしは、レクサスの高級ブランドの立ち上げにつながるのではないでしょうか?

現在自動車業界世界トップレベルの会社です!

 

他にも、貨幣の仕組みを混乱させずにうまく導入し、価値を安定させたことなども上げられるでしょう。

 

まとめ

徳川家康の遺産、資産についてみてまいりました。

とっても大きな額を蓄財し、きちんと投資するところはし、最終的に600万両、現在価格で4800億円資産を残したことがわかりました。

 

さすが最後に戦国の世をまとめ上げ、260年に渡る徳川長期政権を支えただけありますね。

 

私も見習おう!

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