大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」好調ですね!
西郷隆盛役の鈴木亮平さんはぴったりはまり役で、新しい、熱い西郷どんを演じてくれています!
坂本龍馬役はこれからですね。
は小栗旬さんに決まりました!
これは楽しみです。
今回は、「西郷どん(せごどん)」と今後出てくる「坂本龍馬」の名前にまつわる話をしていきたいと思います。
それではいってみましょう。
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西郷隆盛を「せごどん」と呼ぶのはなぜ?
西郷は「サイゴウ」と読みますね。
これが「セゴ」となるのは何故か?
正解は、サイゴウが訛ってさらに短縮されて「セゴ」と読まれるようになりました。
短くて言いやすくていい感じがします!
それじゃあ、「どん」は?
正解は、「殿」が訛って「どん」になっていったのです。
なるほど!とってもシンプルな理由ですね。
でも、女の人にもどんって使うのは?(ドラマの中で西郷どんは、幼馴染の娘を「糸どん」と呼んでいたりします)、、、それはご愛嬌でしょう。笑
次は漢字について見てみましょう。
西郷とはどこから来た名前?
まず分解作業します。
「西」は方角の西っていうことです。
次は「郷」です。
郷というのは、村が集まった状態を「郷」というのですね。
平安時代までは全国的にあったようですが、次第に廃れてきます。
ですが、薩摩では江戸まで残ります。
それは、中央から遠いお国だったからでしょう。
その郷の中でも中心にあった郷は「本郷」と言います。
ってことは?
もうお分かりですね。西にあった郷の事を「西郷」と呼ぶっていうことです。
なので、東は「東郷」北は「北郷」南は「南郷」ですね。
ちなみに鹿児島では、東郷か西郷しかほとんどいません。
その理由は?
鹿児島では山が北にあり、川が南側に流れていた(北は山、南に川がある)ため、北郷と南郷は郷自体が少なく、必然的に東郷と西郷が多く残ったっていうわけです。
郷に住む武士を郷士と呼ぶ
余談で少し、西郷どんのことと、郷の事に触れておきますね。
西郷どんは実際は「城下士」(鹿児島城下に住む武士)で、若かりし頃、郡方書役助(こおりかたかきやくたすけ)という仕事をしていていました。百姓の農業指導をおこなう仕事です。少ないながらも、給料がもらえる身分だったわけです。
一方、農村に住んでいる武士を「郷士」と呼びました。
郷士は刀を持つことは出来ますが、給料はありませんでした。無給です!いやあ厳しい。
なので、武士ながら生きるためには農業をしなければ行きていけない状態なのでした。
こういう現実を西郷どんは目の当たりにして、その改善すべき点を殿様に意見書として送り続けたのでした。
この行為が、西郷どんに出世の道を開かせ明治維新の立役者とまで上り詰めるはじめの一歩になりました。
ほほおっ。なるほどね。
西郷どんの名前のことはわかりました。
次に、明治維新成立に欠かせない出来事、薩長同盟を仲介する坂本龍馬の名前について見ていきたいと思います。
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坂本龍馬の坂本の意味は坂のふもと?
坂本というからには、「坂のふもと」に住んでいたから「坂本」になったのでしょうか?
西郷どんの流れだとそうなりますよね。
ブッブー!
違います。
坂のふもとではありませんでした。
では、どういう由来があるのでしょう?
坂本のルーツは明智の居城、坂本城だった?
坂本龍馬の祖先に坂本太郎五郎という男がいました。
坂本家は土佐(現在の高知県)にありますが、祖先の坂本太郎五郎が初めて土佐にやってきたのだといいます。
では、土佐に来る前はどこにいたのでしょうか?
実は、京都の福知山にいたようです。ええっ。
太郎五郎の父親が、なんと、明智秀満という京都福知山を治めていた武将だというのです。
明智と聞いて何を想像されますか?
明智といえば、明智光秀。そう、主君織田信長を日頃の恨みから本能寺で自害に追い込んだお方です。
明智秀満は、その明智光秀の従兄弟なのです(諸説あり)。
おおっ!凄いつながり。
明智秀満も本能寺の変に参加し、その後の山崎の戦いで敗北し、明智光秀の居城、坂本城へ逃げ込み、最終的に自害しています。
その敗走のゴタゴタの中、秀満の子、太郎五郎は命からがら土佐へ逃げ切ることに成功します。
奇跡ですね!
しかしなぜ太郎五郎は明智という名前を名乗らなかったのでしょうか?
それはやはり、保身のためでしょう。
明智という謀反人として危険視される名前を使わなかったのでしょう。
そして「坂本」を名乗った理由は?
明智家の本城で、最後まで残った由縁ある城の名前からとって、坂本を名乗ったのでしょう!
なにか縁がある名前は残したい!と考えた時に、
城の名前ならバレることもないと考えたのではないでしょうか?それは仕方ありません。
あと、家紋はきっちり受け継いぎました。(明智家の家紋は桔梗。坂元家の家紋は、組み合い角に桔梗。)
結論、坂本龍馬の坂本は、明智光秀の居城、坂本から来ているものでした!
最後に
名前の由来やルーツを探るってなかなか面白いものがあります。
ご自身のルーツを調べてみたりするのも面白いかもしれませんね?