商売の基本はWINWINWINです!
これを日本語で訳すと「三方良し」とすることが出来るでしょう。
これはまさしく、日本3大商人の一つ、鎌倉時代から江戸時代に活躍した「近江商人」の思想、行動哲学です。
これは、現在の私達の仕事にも大いに役に立ちそうです。
実際私も飲食店に従事しており、この考えがとても気に入っていつも使わせているので、今回、ご紹介したいなと思った次第でござい
ます。
商売をする人にはとっても役に立つ基本的な言葉なので、是非ご覧ください
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三方良しとは?

三方良しとは詳しくはどんな意味があるのでしょうか?
売り手よし、買い手よし、世間よし
の3つの良しの事をいいます。
売り手の都合は勿論なのですが、それだけでなく、買い手が心底満足し、そして商売を通じて、地域社会の発展や福利厚生の増進に貢献すること。
この事がまさしく「三方良し」という言葉なのです。

飲食店に伝わる良い店とは?

私は飲食店に勤めておりますが、目指す状態に「良い店の3つのポイント」というのがあります。
1,お客様が良いと感じるお店(顧客、地域貢献)
2,従業員がイキイキと働けるお店(職場環境、生きがい)
3,利益が出るお店(株主、投資、税金、雇用)
です。
これは、「三方良し」の考え方に似ています。
実際、このバランスが本当に末永く商売を続けていくにあたって必要不可欠なんだということを感じます。
※実際私が勤めている飲食店は、前年比100%以上を維持していて、お客様に支持されていると感じます。
では、このような考えが生まれた背景を紐解いてみましょう!

近江商人とは?

安土城下

鎌倉時代から江戸時代にかけて近江(滋賀県)にて活躍した商人が近江商人です。
特に、戦国時代の織田信長時代には、安土城下などで活躍が見られますね。

高島商人(高島郡)、日野商人(蒲生郡日野)、八幡商人(蒲生郡八幡)、湖東商人(犬上郡など)といった地域の商人の事を総称していいます。

主な商人と企業

商人名  主な企業  主な人物
高島商人  高島屋(百貨店)  飯田新七
日野商人  武田薬品工業(薬)  近江屋喜助
八幡商人  西川産業(ふとんなど)  西川仁右衛門
湖東商人  伊藤忠商事(巨大商社)  伊藤忠兵衛
うーん、唸っちゃうぐらい凄いです。

活躍した理由

近江八幡

近江の立地がいいところにありました。
日本の中心街道「東海道」や「東山道」などの主要街道が、この近江を通っていました。
人の往来が多いと、そこには市場ができたり、様々な商売が行われるようになります。
人々に必要なサービスを提供していくってことは、今も昔も同じですね。より良い豊かな生活のために、商売が発展していったと考えられます!

近江商人のビジネスモデル

立地が良いところにあったとは言え、待っているだけでは大きく稼ぐことはできません。
地元の商品をどんどん地方に出ていって売っていくという事を積極的に行っていました。
※例えば、近江牛が全国区になったのは近江商人の広報のおかげですし、山形の郷土料理のおみ漬け(近江漬け)は名前にもあるように近江商人が野菜のクズを捨てずに漬物にしたことが発祥です)
そして、地方の特産物を帰りに仕入れて帰り、その商品を、地元で売買するのです。
賢いですねえ。
商品とともにネットワークも全国に拡大し、さらに商売が拡大していくという、良いサイクルが仕組みとして出来上がっていたのです!
素晴らしい!

その他の近江商人の哲学

●始末してきばる

「始末」っていう言葉は、浪費をしないってことですが、いいものを長く大切に使うっていう考えも込められています。
そしてそれを「気張る」本気で取り組むっていう意味ですね。
ものに対しても粗末にしたらやはり気持ちも何処か粗末なものになり、商売に悪影響をもたらすんだと思います。

●陰徳善事

直訳すれば、「陰ながら人の為になり良い事を行っていくこと」です。
自身の行動が見返りを求めずに、人の為に尽くしていくって事ですね。うんうん、なかなか難しいって思いますが、この行動の末に発展があるのなら頑張れます!
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近江商人の流れを汲む現在の企業

この考えは、現在も引き続き引き継がれています。
有名なところですと
●高島屋
●伊藤忠商事
●住友財閥
●ヤンマー
●ワコール
●西川産業
●トーメン
●トヨタ自動車
●日本生命
●武田薬品
●ニチレイ
と挙げれば枚挙に暇無く多くの企業が近江商人の流れを組んでおります。
錚々たる企業です。これ見るだけで圧倒されますよね。
実績は充分すぎるほどにあります。
これは説得力ありますね。

最後に

この三方良しの考えを是非取り入れてみると、あなたの商売にも活かせること間違いなしです。
 明日からの生活にちょっとプラスしてみてはいかが?