清酒発祥の地奈良で作られた菩提(ぼだい)もとづくりの日本酒「慶長(たかちょう)」を飲んでみた!

こんなお酒です!

 

菩提もと造り「慶長」を購入したきっかけは?

今回は、清酒発祥の地と呼ばれる「奈良」で作られた日本酒「慶長」を飲んで、その美味しさをお伝えしたいと思います!

今回、この慶長というお酒を飲みたいと思ったきっかけは、このお酒が清酒発祥の地で作られたお酒だってところに興味が湧いたからです。

私は戦国時代に生きた戦国武将とか好きで色んな話を集めたりしているのですが、その中でも上杉謙信という酒好きな武将がいるのです。

彼が、生きていた時代に何を飲んでいたのかなあって調べていたところ、その時代に流行ったお酒が3つありました。

京都の酒「」、河内(大阪)の酒「天野酒」、そして大和(奈良)の酒「菩提泉」と有名なお酒がありました。

そのうち、菩提泉は最も早く今の酒造技術の骨格を取り入れていたと聞き、飲んで見たくなったってわけです!

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それでは、実際に清酒発祥の地奈良で、室町時代(戦国時代)に造られたやり方を用いた日本酒「慶長」を飲んでそのレビューをしてみたいと思います!

「慶長」を買うまでに考えたことは?

清酒発祥の地奈良で造られた「菩提もと造り」の昔ながらの方法で今も飲めるお酒はないかなって探していました。

※何故「菩提もと」というのか?それはかつての「菩提泉」を作っていたのが、大和(今の奈良県)にあった「菩提山正暦寺」というお寺で造られていたので、そこから「菩提」という名前をとって来ています。ちなみに「もと」とは「酒母」のことで、酒造りの過程で必要な材料のことですね。

 

実際に上杉謙信が飲んだかは定かではありませんが、当時、流行っていたお酒で、京都で将軍足利義輝とお酒を飲む間柄だった上杉謙信ならば、最先端のこのお酒を飲まれていたんじゃなかろうか?と思いその体験をしようと思ったのです。

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探していく過程で、条件を着けてみました;。

 

1・奈良(大和)の菩提もと作りである

2・甘めのお酒

この2つの条件を満たしたのが、「慶長」でした。

それぞれ見てみましょう。

 

1.菩提もと作りである

菩提もと作りについて少し説明しておきましょう。

菩提もととは、名前の通り、菩提山正暦寺で造られた酒の酵母、「もと」を使用してつくった清酒のことです。

更に言えば、正暦寺の寺の領内で取れる生米と水を用い、寺の境内で分離した「正暦寺乳酸菌」「正暦寺酵母」の働きによって「酒母」=「もと」を作り、そこから清酒を作り出していったのです。

菩提もと作りで作成されたお酒は探すと結構ありました。

「慶長」「つげのひむろ」「菊司」「三諸杉」「嬉長」「升平」など色々ありました。

どれにしよっかなあって。迷いどころですねえ。

とりあえず、続いての条件設定に行ってみましょう!

2・甘めのお酒

なぜ甘めのお酒という設定にしたかといいますと、昔のお酒は結構甘めだったからです。

幻の酒「」(日本で初の銘柄酒)は、日本酒度-90とか!???

※「ー」の数が大きいほど甘みが強いお酒。糖分が多いってことです。

 

時代と共に、「」は甘すぎるということで流行から取り残されていくのですが、基本的に甘めの酒が主流だったようです。

そこで、なるべく甘めのお酒のほうが、より戦国の世に出回っていたものに近いかなって思ったわけです。

その目線で見たときに、先程あげたお酒の中で一番甘いのが、日本酒度「-20」の「慶長」だったのです。

 

よし!「慶長」を買って飲もう!ってなった次第なのです。

 

それでは早速買ってみましょう!

「慶長」を購入してみた!

ネットで調べていくと、ありました!

 

公式サイト→http://www.yucho-sake.jp/takacho/

 

今回私は楽天で発注してみました。

「慶長」を飲んでみた!

慶長到着

奈良から神奈川まで、翌日に届くとは驚きです!ちなみにヤマト運輸でした。

早速開けてみましょう!上から見てみます。

しっかりと梱包されていました。安心です。

でました!!うおーー!きた!

しっかりと「菩提」の文字が記載されています!

きちんと奈良県菩提山町でとれた米を使い、奈良県と大阪府の境にある金剛葛城山の地下水を使用して造られたお酒です!

 

早速、いただきます!(江戸切子の冷酒グラスでいただきます!)

江戸切子のグラスのことは⇒江戸切子のグラスで冷酒を飲んでみた!美味しさ25%アップ!

注いで、飲みます!

「ごくん」!!!

おお!すっごい飲みやすいいい。

いや、本当に水というかジュースみたいに美味しく飲めちゃいます。

 

甘いは甘いですが、ただ甘いのではなく、深みがあるっていいますか、とろみのようなものも若干感じられます。

「甘い」っていうより「旨い」って言ったほうがスッキリするかもしれませんね。

 

そして、ロックで冷やして飲むと更に美味しい!!

是非お試しくださいませ。

 

熱燗ではどうでしょう?

熱燗ならどんなものか?試しにレンジでチンして飲んでみました。

「ぐいっ」

「ゴクン」

「かーーーっ」

うんうん。

これは、甘みがいい感じにまろやかになっている感じがしますねえ。

温めても旨い!

 

 

ってことで、慶長を飲んでみた!でした

 

とにかく飲みやすいので、飲み過ぎでアルコール中毒にならないように気をつけましょう!

公式サイト→http://www.yucho-sake.jp/takacho/

「慶長」のメリット・デメリット

慶長のメリット・デメリットをあげてみました。

メリットは?

味は最大のメリットでしょう。もちろん合わない方もいらっしゃるとは思いますけどね。

とにかく、飲みやすいっていうのが、最大のメリットですね。

そして、昔の味を堪能出来るっていう、日本の文化・歴史の体験が出来るってところもメリットです。

あと、値段も1000円以内で購入出来るってことは大きいですね。

デメリットは?

甘いのが好かない方は合わないかも?

保管の推奨は冷蔵庫保管です。常温より冷やしたほうがより美味しいです!

最後に

清酒発祥の地で造られたお酒は、想像以上に美味しかったです!

飲みすぎて、すぐに酔ってしまいました笑。

このお酒を酌み交わしていた戦国武将たちを思うと、武者震いがします!

是非一度この味を試して見る価値はあるかなって思います。

そんなにお酒が強くない方でもチビリと飲める感じです。

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