戦国時代をこよなく愛する激務ファミレス店長南昌幸がお届けする

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戦国時代の娯楽では、能が流行ったようですね!

特に豊臣秀吉公の晩年は、かなりの能好きだったことを物語るエピソードが

残されています!

そんなエピソードを知りたい方はこちらから

豊臣秀吉公が晩年愛好した娯楽は「能」!誰の影響?さらに自分で作っちゃうほど好き!?

 

他の戦国武将たちも能を社交場の嗜みに取り入れていた人は多かったようです。

 

伊達政宗公もその1人でした。

 

陸奥と出羽国(宮城、山形、福島)の戦国大名、独眼竜正宗公と能に関わるお話をしていきたいと思います!

家臣を一流の能楽者のもとに修行させる!

 

伊達政宗公の家臣に桜井八右衛門という奥小姓(身近に仕える家臣)がいました。

 

その桜井八右衛門を奈良の金春安照太夫(豊臣秀吉公の能指南もしています)のもとに修行に行かせ、能を伝授させてもらいました。当時のプロ中のプロから直々です!

 

その後、桜井八右衛門の芸は、名人レベルになりますが、政宗公はその芸を更に指導をするくらいの高い

鑑識眼を備えていたようです!

 

それというのも、伊達政宗公自身、20歳の頃から能の道に入ったこれまた名人級の実力の

持ち主だからナせる技ですよね!

文武両道でカッコイイですね!

 

関白豊臣秀次公と能を観覧

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豊臣政権による奥州(東北地方)平定軍(豊臣秀吉公天下統一最後の仕上げ)の総大将として、

豊臣秀吉公の甥の関白豊臣秀次公は、先鋒軍の伊達政宗公と共に奥州に出向いていました。

 

おそらくその合間に伊達政宗公の案内により、能を堪能されたのでしょう!

 

中尊寺にある白山神社の能楽堂にて観覧したようです!

(ちなみに伊達政宗公はこの能楽堂を保護していて、今も残っています)

 

 

二人共、能という共通の娯楽を持っていた武将でした。

 

一方は関白として日本の政治を取り仕切る位置にいる。(豊臣秀次公)

一方は、混乱を極める東北地方を武力で統一しようとしている。(伊達政宗公)

 

一廉の男たちが一緒に中尊寺の能楽堂で、能を観覧する!

 

凄い趣がありますね!!

 

2人、どんな会話を楽しんだのでしょうね?

豊臣秀吉公の話なんかしていたのでしょうか?

天下統一目前話などで盛り上がったのでしょうか?

純粋に、能の演技や物語について感想を言い合っていたりなんかして!

 

想像すると、ときめいちゃいます!

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それから、伊達政宗公といえば、朝鮮の戦いの時に派手な出で立ちで出兵し、

京都の民衆の間で話題になったり、

 

小田原城攻めに遅参して豊臣秀吉公の前に出る時に、白装束にて登場したり

なかなかの傾奇者だったりします!

 

そんな伊達政宗公ならではのエピソードをご紹介したいと思います!

伊達政宗公、喜多七太夫の観進能での暴れっぷり!

伊達政宗

江戸での話です。

能好きな伊達政宗公は、ある時喜多七太夫(七歳で能を器用に舞った天才)の観進能を見に行きました。

しかし、演場についてみると、すでに能は終わり、観客もいず、役者達も帰り支度をしている最中でした。

 

伊達政宗公は完全に激怒!!!!

「わしに「船弁慶」(能の演目)を見させろ!!!」とイキります!

 

しかしもうすでに役者はほとんど帰った、と座元は断ります。

 

すると、腹の虫がおさまらない伊達政宗公は、刀を抜き、力づくで、役者に演じさせようと

舞台の上に飛び乗ります!

 

凄い光景ですね!かなり緊迫した状態になっていんだと思います!

 

さすがに座元も殺傷事件は避けたく、なんとか役者を呼び戻しました。

 

その後、観客が必要だと言うことで、伊達政宗公自らそこら辺にいる人を片っ端から

連れてきて、無理やり観客にさせます。

 

無理やり来た人ばかりなので、全く盛り上がりません、、、、。

 

これにも業を煮やした政宗公は、盛り上げさせようと、酒やら饅頭やらを客席に投げ込む始末、、、。

 

更に良くないことに、客席に投げ込まれた饅頭が、侍さんに当たり、

その饅頭を政宗公に投げ返すなど、事態は騒然としてきます。

 

能どころではない状態です!!

 

さらに、調子に乗ってきた政宗公、今度は大量の銭をまき始めました!!!!

もう、能より、この混乱を楽しんできちゃっています!

 

凄い現場です!

 

銭を求めて争う人々!怯える役者!真ん中で酒を飲みながら高らかに笑う伊達政宗公!

、、、、。

周りはぐったりですね!

 

でも、これくらい豪胆でないと、東北の荒くれ者たちを支配するのは難しかったのでしょう!

暴れん坊政宗公をご紹介しました!

 

こんな伊達政宗のほかのエピソードは、以下の記事をご覧ください

伊達政宗公は自由で天才肌の「ペガサス」!攻略法を伝授!

戦国武将・独眼竜伊達政宗公の日常を覗いてみましょう!

 

まとめ

能を20歳の頃から嗜む伊達政宗公は、家臣に能の修行に行かせたり、

豊臣秀次公と保護している能楽堂で観覧したり、

能が見れなくて暴れたり、と能が好き故にいろんなエピソードが

ありました。

 

こんな個性派な武将たちがいた戦国時代!

ますます好きになっちゃいます!