石田三成は、関ケ原の戦いに敗れ、逃亡している途中、かつての同僚、田中吉政に捕らえられました。
その時、最後の食事と所望したのが「ニラ雑炊」でした。
ニラ雑炊は、胃腸に優しく、血行を良くする効能がある健康食なのですが、最後の食事になぜ石田三成が「ニラ雑炊」を食べようとしたのか?
今回は、そんな石田三成の思いを見ながら、実際にニラ雑炊を作ってみようと思います!
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石田三成が最後の食事にニラ雑炊を求めた理由
ズバリ、石田三成は天下を最後まで諦めなかったからと言えます。
石田三成が敗れた関ケ原の戦いとは、そもそも何だったのでしょう?
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まず、簡単に関ケ原の戦いについて見てみましょう!
関ヶ原の戦いとは?
簡単に言えば、「天下分け目の戦い」です。
勝ったほうが、日本の支配者となる!
とそういうわけです。
そして2つの勢力が日本を二分して「関ケ原」にて戦いました。
石田三成は西軍。そして対する東軍は徳川家康が率いる勢力でした。
1600年9月15日、その戦の火蓋が切って落とされ、そして一日で勝敗がつきます。
勝ったのは徳川家康率いる東軍。
徳川家康は江戸幕府を開き、天下統一が完成するのでした。
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敗けた、石田三成は、どうしたのでしょう。
石田三成逃亡!
敗退した石田三成は関ケ原のある場所から自らの領地、近江へ向けて逃亡しました。
しかし、途中で東軍の田中吉政の手のものに捕らえられます。
田中吉政と言えば、かつては、豊臣秀次(豊臣秀吉の甥)に仕え、近江八幡(琵琶湖の東)で働いていました。
石田三成の領地は近江佐和山(近江八幡と同じく琵琶湖の東岸にあった)で豊臣家に仕える5奉
行筆頭でしたので、田中吉政とは近くの領地かつ同僚でした。
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そんな見知った石田三成の逃亡の末に変わり果てた姿をみて、田中吉政も無碍には出来ず、「最後の食事を振る舞いたい」と申し出ます。
すると、石田三成が所望した料理が「ニラ雑炊」。
なぜ、石田三成は最後の料理にニラ雑炊という、どちらかと言えば質素な料理を欲しがったのでしょうか?
石田三成は諦めていなかった!
そうです。石田三成は、田中吉政から与えられた料理を最後にするつもりはさらさらなかったのです。
実際、胃腸が弱い石田三成は逃亡の折り、下痢に苦しんでいました。
そこで、胃腸に良いとされるニラ雑炊を所望したのでした。
すなわち、ここで、体を回復させ、次のチャンスを伺おうとしたのでした。
これは、石田三成の諦めの悪さかも知れませんが、最後まで自分の信念を諦めないという気持ちの強さを示すエピソードですね。
敬服します!
では、そんな石田三成の思い出の料理、ニラ料理を再現して食べてみたいと思います!
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ニラ料理レシピ(作り方)2人前
それでは石田三成最後の料理のレシピ行ってみましょう!
※ちなみにニラは家庭菜園のものです。ほっといても毎年自分で種をまき生えてくるので重宝します!
材料
●水・・・300CC
●ニラ・・・20グラム
●ご飯(冷や飯OK)・・・200グラム
●味噌(だし入りなら簡単)・・・30グラム
それでは作ってみましょう!
レシピ(作り方)
作り方は至って簡単です。
1.水を沸騰させ、味噌を溶かします。
(小分けに溶かしていきます。味噌汁よりちょっと濃い目)
2.ご飯を入れます。そして軽く煮込んでいきます。
(馴染むようにかき混ぜます。)
3.ご飯が温まったら、ニラを入れて煮込みます。
しんなりしてきたら完成!
完成!
ちょっと見た目はご愛嬌です笑
味の方は?
美味しい!
本当に体があたたまるし、お腹にも優しい感じがします。
石田三成は、これを噛み締めながら、いかにしたら自分の目指す世界「大一大万大吉」を成就することが出来るか?
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などを、鋭い目つきで考えながら食べていたのでしょう!
考えると武者震いがしてきました。ブルブル!
次にニラ雑炊の効能についてです。
実際に栄養学的に見ても効果があるようなのです。
それでは、効果を見てみましょう。
ニラ雑炊の効果!
それでは、ニラ雑炊の効果を見てみましょう!
ニラ効果
●胃腸の働きを整える
●血行を良くする
●体を温める
●ビタミンB1の吸収を助ける
●糖分の分解を促進させて、エネルギー代謝を向上させる。
といった効果が得られます。
これに、味噌の効果が加わります。
味噌の効果
●レシチン効果で頭の回転アップ!
●タンパク質で、傷の回復力アップ!
この、ニラと味噌のコラボレーションは最強ですね。
いつでもチャンスが有れば、掴む体調は整ったはずです!
まとめ
ニラ雑炊は、石田三成にとっては滋養強壮の食べ物でした。
最後の料理にと振る舞われても、それをチャンスを掴むためための道具として考える石田三成に見習う点は多くあります。
ニラ雑炊をじっくり食べることで、その思いを噛みしめることが出来ました。
簡単に出来ますので、お試しあれ!
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