武将・武士・侍・大名・殿様・・・となんか似たような意味だなって思われていませんか?

字は違いますが、その意味するところは?と問われると、イマイチ上手く説明できなかったりしません?

 

ということで、この似たような意味かなって思って何気なく使っている(またはテレビや本等を見ていたり読んでいる)あなたのために調べてみました!

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武将・武士・侍・大名・殿様の意味と違いとは?

それでは早速、5つの言葉をまとめて調べて要約してみましたので比較しながら御覧ください。

武将(ぶしょう)の意味

軍勢を統率する将軍(軍隊の指揮官)のことで、特に武道(人を殺傷・制圧する技術とその稽古を通じて人格の完成を目指す道)に秀でた者のことを意味します。

その中で戦国時代に生きた武将を「戦国武将」と呼びますね。

代表的な武将→「徳川家康」「織田信長

一言で言えば

道に秀でた軍=武将

武士(ぶし・もののふ)の意味

読み方に2種類あるところに注意。

武芸を修め、軍事に携わった者(士(さむらい))のことです。身分を指す言葉ですね。

同義語(意味が同じ言葉)に「もののふ」・「武人(ぶじん)」・「武家(ぶけ)」・「武者(むしゃ)」・「侍(さむらい)」があります。

また、武力で領地を治めた領主階級のことを指す場合もあります。

代表的な武士→「武田信玄」「上杉謙信

一言で言えば、

芸を修めた(さむらい)=武士

侍(さむらい)の意味

武士のところでも出てきました「侍」です。

武士と同義語ですので、意味は「武芸を修め、軍事に携わった者」です。

 

しかしちょっと違うのがその言葉の由来です。

「さぶらう」という「身分のある人のお側に仕える」という意味を持つ動詞があります。

これを名詞にすると「さぶらい」になりますが、ここから「さむらい」へと変化したわけです。

 

そして身分ある人に仕えてる人の中から武士が現れるのですが、そこから、武士と侍が同義語になってくるのでした。

 

漢字でみますと、昔は「寺人(じじん)」という「身分のある人のお側に仕えていた人・役所に務める人」がいまして、これが漢字「侍」の語源になりました。

代表的な侍→「真田幸村」「井伊直政

一言で言えば

★寺人(身分のある人のお側に仕えていた人)=

大名の意味

次に大名を見てみましょう。

元は、「きな主(みょうしゅ)」から転じた言葉です。

※名主とは、田んぼの経営を行ったり、領主に年貢を納めたりする人です。

そのうち納める側ではなく、逆に強固な領地支配を実現していく武士のことを意味するようになっていきます。

すなわち「きくの轟く者」です。

対義語は「小名」。

そして戦国時代に存在した大名を「戦国大名」と呼ぶのは言うまでもありませんね。

(江戸時代では1万石以上の所領を幕府から与えられた藩主のことを指します)

代表的な戦国大名→「豊臣秀吉」「明智光秀

一言で言えば、

きくの轟く者=大名

殿様の意味

最後に、殿様の意味を見てみましょう。

簡潔に「主君を表す尊敬語」です。

一言で言えば、

殿(との)+様(さま)=殿様!

 

まとめ

「武士」「武将」「侍」「大名」「殿様」の意味と違いを見てまいりました。様々なコンテンツに出てくる言葉なので、知っていて損はありませんよね。また、外国の方に聞かれたりしたら、ご説明して差し上げることも出来ますしね。

 

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