大河ドラマ「西郷どん」第22話のあらすじ【ネタバレ注意】「偉大な兄 地ごろな弟」
さあ「西郷どん」第22話目をお伝えしたいと思います!
この記事をご覧になったあとさらにドラマを観ていただければ、かなり理解が深まること間違いないです!
前回の振り返り
奄美大島で、吉之助は愛加那と出会い、そして結婚し、幸せの絶頂でした。
しかし事態は進展し、大久保正助の尽力で、吉之助は薩摩に帰れることになります。
吉之助は、島に残るといい、愛加那も離れたくないとはじめは思いをぶちまけますが、
次第に現実を見るようになり、涙ながらに吉之助を送り出すのでした。
前回のあらすじ・ネタバレはこちら→大河ドラマ「西郷どん」第21話のあらすじ【ネタバレ注意】「別れの唄」
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大河ドラマ「西郷どん」基本情報
★名称:2018年大河ドラマ「西郷どん」第22回
★放送日:2018年6月10日(日)20時~20時45分
★NHKBSプレミアム:18時~18時45分
★第21回再放送:2018年6月9日(土)13時5分から
大河ドラマ「西郷どん」第22話のあらすじ
(簡単なあらすじのみを載せております。)
薩摩に3年ぶりに戻ることが出来た吉之助。しかし、薩摩藩の国父、久光とはどうもうまく噛み合いません。
一方、精忠組の有馬はすっかり尊皇攘夷の思想に染まっていました。
久光の考えと有馬の行動が互いに別の方向に、、、。
吉之助は京都で起こり来る事態に居ても立ってもいられず、久光の命をほっぽらかし、京へ、、、。
有馬の過激な行動は解決するのか?
久光の怒りを買った吉之助の運命やいかに?
※タイトルの地ごろとは?
「地元のごろつき」の略です。訳すると「田舎もん」っていう意味になります。
今回も見逃せない内容となっております!
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以下はネタバレも含みますので視聴にはご注意ください。
第22話【ネタバレ】
薩摩に戻った吉之助
文久2(1862)年2月,3年ぶりに薩摩に戻った吉之助(大島三右衛門)は一蔵と共に久光に拝謁しました。
久光は斉彬の遺志を継いで幕府の腐った政をただし、世を変えるのだと意気込んで話すのですが、
吉之助は久光をじっと見据えて「畏れながら、国父様には御無理かと存じもす」と冷ややかに言い放ちます。
斉彬とは器が違うし人脈も無ければ同志もいないし、
一度も薩摩を出たことのない世間知らずの久光に世を変えるなど、不可能だと言うのです。
久光は「おのれ、おいを。薩摩しか知らん、地ごろ、ちぬかすか?!」と怒りに震えるのですが、
吉之助は
「世を変えるち、申さるっとなら、まず、世を知るこつが肝要じゃち思いもす」と意に介さない。
久光への目通りは、怒りを買っただけで終わりました。
一蔵は「おはんの目には、今でも、亡き殿のお背中しか見えちょらんどが」
と諌めるのですが、
吉之助は、「亡き殿のお背中しか見えちょらんとは、国父様じゃ」と久光を批判するのです。
二人の会話を久光の側近・中山が陰で聞いていました。
有馬の動き
その夜、吉祥院では精忠組の面々が集まり吉之助が戻った祝いの宴が開かれていましたが、
吉之助も一蔵も押し黙ったままで、重い雰囲気が漂っていました。
大山も海江田も何があったのか戸惑っていると、有馬が造士館の若者たちを引き連れてやってきました。
有馬も久光では日本を変えることは無理だと考えていて、造士館で吉之助の考えを教えて欲しいと頼むのです。
すると、一蔵が二人の間に割って入ります。
一蔵
「有馬さぁのこつは聞いちょいもす。近頃、ここに顔も出さんで、他藩の浪士たちと書を交わし、良からんこつを企てちょっち。脱藩し、京で倒幕の狼煙を上げる。」
吉之助
「何ち!?」
有馬
「今、日本を憂い、倒幕を企てちょっ志士たちが、続々と京へ集まっちょっ。おいたちの手で幕府を倒し、政を朝廷の手に取り戻すっとじゃ。吉之助、おいと一緒に京に上れ。こげな薩摩は捨て置け!」
吉之助
「おはんら、血を流せばよかち思っちょっとか。皆もよう聞いてくいやい。亡き殿は
こげんおっしゃっておった。
おいたちがせんといかんとは、日本を強くするこっじゃ、ち。
そげな時に、ないごて日本の中で血を流さんといかんとじゃ。
今は、薩摩から兵を出すときでも、京で騒ぎを起こす時でもなか」
それでも有馬は
「おいは、わいの考えには従えん。血を流さんで、こん日本国を変えるこつはできん」
といって、造士館の若者たちと去っていきました。
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下関にて
その頃、京では「精忠」の文字を刺繍した赤羽織を着た薩摩の若者たちが肩で風を切って歩いていた。
その中心にいるのが、信吾でした。
まだ十八歳ですが、西郷の弟ということで一目置かれていて、諸藩の志士たちと酒を飲んでは倒幕の気勢を上げていました。
久光は吉之助が反対していた薩摩の出兵を決意します。
京に上り、天皇の前で馬揃えをして勅を賜り、江戸へ兵を進める算段でした。
出陣は3日後の十六日、斉彬の月命日に決まりました。
久光は家臣に暴走を企てる他藩の浪士たちと交流を禁じます。
そして吉之助を名指しして「こいは、すでに決まったこっじゃ。不服を申すっとは許さん。命に従わん時は、再び島流しで許されるち思うな。」
と申し付け、露払いとして一足早く出立して下関で待つように命じます。
新八と下関へ向かう吉之助は「出兵は止まらんかあった。後は、倒幕の企てをしちょっもんを説き伏せ、おさえこむしかなか。新八どん、そん時は力を貸してくいやい」
と先を急ぐのでした。
下関に着いた吉之助と新八は、薩摩と交流のある豪商の白石正一郎の屋敷に立ち寄りました。
白石から薩摩の出兵を聞きつけた諸藩の志士たちが続々と集まってきていると聞いて、
吉之助は倒幕の機運が高まっていることを危惧します。
さらに、白石は先日信吾がやってきて、
薩摩の兵を京で受け入れるために支度金を運ぶ役目を任されたといので、30両を預けたといいます。
30両と言えば大金です。
白石は
「お若いのにそげなお役目を任されるとは、信望厚い証拠でございますな。さすが西郷様の弟御でございます。」
と感心するのですが、吉之助は嫌な予感がするのでした。
一方、吉祥院には有馬と造士館の面々が旅姿で集っていました。
藩も家族も捨てて京に上ろうと言うわけです。
有馬たちの動きを知った一蔵が駆けつけて、有馬に書を渡します。
「国父様の命にごわす。この度の出兵は、朝廷と幕府、公と武の橋渡しとなるためのものである。
不逞の浪士と交わり、倒幕を企てる者は、藩命に背いたとして重き罰に処す」
と一蔵は言うのですが、
有馬は「もう遅か、一蔵。おいは、行かんにゃならん。倒幕の狼煙は、もう上がっちょ」
と歩き出し、その後を造士館の若者たちが従っていくのでした。
吉之助は白井邸で他藩の浪士から京の現状を聞き、言葉を失います。
尊王攘夷派の猛者たち、長州の久坂玄瑞、土佐の武市半平太、佐賀の江藤新平、肥後の宮部鼎蔵らが仲間を率いて京に集結しつつあるというのです。
薩摩の兵が京に入ったら騒ぎを起こし、薩摩を倒幕の渦に巻き込むつもりのようです。
計画には有馬も一枚かんでいるようで、吉之助は居てもたってもいられず京に向かいました。
しかし、それは下関で待っていろという、久光の命令に背くことでもありました。
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吉之助京へ
数日後、吉之助と新八は京に入り、ひとまず馴染みの鍵屋に落ち着きました。
鍵屋の主人、直助は有馬の行く先を知りませんでしたが、信吾が祇園で派手に遊んでいるようだと聞かさると、
吉之助はみるみる顔をこわばらせて鍵屋を飛び出して行きました。
祇園の茶屋「繁の家」では信吾が芸姑・おゆうを身請けしようと畳の上に30両をどんと置いてみせます。
しかしおゆうは「お座敷で、そないなもん見せはるんは、不粋どすえ」とつれません。
そこへ吉之助が飛び込んできて「信吾、白石殿の30両に手をつけおったな?!お預かりした大切な金に」
というなり、信吾を掴んでぶん投げました。
しかし、信吾も負けてはいません。
吉之助に掴みかかり、「兄さぁは、島に行っちょったで、何も分かっちょらん。国父様では国は変えられん!
おいたちの手でやるしかなか!」と啖呵を切るのですが、
吉之助に「そいは、有馬さぁの受け売りじゃっどが」
と図星を突かれて不貞腐れてしまいます。
その時、店の下男が現われ、その隙きに信吾は襖を蹴り倒して逃げ出してしまいます。
座敷は料理や徳利が散乱し、足の踏み場もない位でした。
吉之助が「ご迷惑をおかけしもして、まっこて申し訳ございもはん。ここの払いはいくらでごわんそか」
とおゆうに頭を下げます。
おゆうは謙虚で偉ぶらない吉之助を信用し、そっと有馬の居場所を教えるのでした。
信吾は有馬ら脱藩した浪士がいる寺田屋に逃げ込んでいました。
そこへ吉之助が駆け込んできました。
吉之助は有馬ととことん話し合うつもりです。
有馬が「京都所司代を斬り、都から幕府方を追い出す。
我々が先頭をきり、諸藩の志士たちの魁となる。そげんすれば事は動く。
腐った幕府は倒れ、尊王攘夷の宿志を遂げるこっができる!」
と熱く語ると、若い浪士たちが共感の雄叫びを上げます。
吉之助も島にいた3年の間に幕府がすっかり力を失っていた事を実感してはいて、
「徳川の世はいずれ終わる」と静かに言います。
有馬がそれにそれに応じて「吉之助、おはんおいたちと共に立ってくいやい!おはんがおれば百人、いや千人力じゃ!」
と意気込みますが、吉之助は「じゃっどん、今じゃなか」と返答します。
吉之助
「徳川の世が終わったとして、そん後はどげんなる?
右往左往しちょっううちに日本は異国の食い物にされる。そうなれば困るのは民じゃ。
皆で手を携えて、異国にまけん強か国に生まれ変わる。
そいが、亡き殿様のまことの御意志でごわす。そいは、德川を倒すために戦をすることではなか。」
有馬達は幕府を倒すことしか考えておらず、吉之助はその先の日本の在り方を憂いていました。
有馬は吉之助の熱意を受け入れ、自重することを約束します。
その頃、下関に到着した久光は、吉之助がいないことを知り激怒します。
一蔵が「西郷が下関を立ったのは、京に火急のことが起きたからち、白石殿が言伝を、、」
とかばいますが、すかさず中山が
「西郷はこう申しちょいもした。国父様は亡き殿・斉彬様の背を追っておるだけで、そん器は兄には到底及ばん。
と」
口をはさみます。
それを聞いて久光は
「おのれ、西郷!おいは言うたはずじゃ。おいの命に背けば、今度は島流しでは済まさんち。切腹を命じる!
直ちに西郷をひっ捕らえ、腹をきらせ!」
と怒りを爆発させるのでした。
大河ドラマ「西郷どん」6月10日第22話の見どころ!
それぞれの思惑が上手く噛み合わず、それでも時代は動いていくところででしょう!
久光は兵を出そうとし、有馬は幕府を倒そうとし、吉之助は幕府を倒した後の日本を憂う。
溢れんばかりのパワーの行き先やいかに!?
大河ドラマ「西郷どん」6月10日第22話の感想!
6月10日の放映を見終わったら書きたいと思います!
今回は、なにか男達の気概をビシバシ感じさせる回でした。
吉之助が特に光っていたと思います!
弟信吾に説教する時とその後しんみりと語る兄さぁの顔。→ギャップがすごかったあ!
斉彬の弟久光に対して全く動じない志持つ者の顔。→ちょっと頑固すぎ?
そして、有馬と腹を割って話し、最後「おいに任せてくいやんせ!」と願い出る友としての顔。→説得力ありあり!
凄みと熱意が突き抜けていて、私の胸に突き刺さりまくりました。
なんて頼もしいんだって思いました。
久光の立場と一蔵の立場から見ると、ちょっと扱いづらい部下だったり友だったりするのかなっとも
思いましたが、そこは吉之助の思いの強さゆえ。
明治維新の立役者としての片鱗がそこかしこに見受けられて何か嬉しく思いました。
また、おゆうに対しての紳士な態度や、お虎に対してのはにかみ、女も惚れる男を演じてくれました。
次回、吉之助をはじめ、様々な男たちの魂の行方を楽しみに待ちましょう!
大河ドラマ「西郷どん」6月10日第22話の視聴率は?
リアルタイム視聴率は水曜か木曜に更新致します。
★リアルタイム視聴率:13.4%
★タイムシフト視聴率:5.9%
★総合視聴率:19.1%
全話の視聴率をご覧になりたい方はこちらを!⬇
2018大河ドラマ「西郷どん」全話視聴率掲載!超えろ「篤姫」!
大河ドラマ「西郷どん」の原作との比較
原作と比較されたい場合はこちらもチェックしてみてくださいね⬇