大河ドラマ「西郷どん」第40話のあらすじ【ネタバレ注意】

さあ「西郷どん第40話目をお伝えしたいと思います!

この記事をご覧になったあとさらにドラマを観ていただければ、かなり理解が深まること間違いないです!

★他に色々と西郷どん関連の情報も随時更新していきますので良かったらこちらもご覧ください。

より西郷どんの事が詳しくなること請け合いですよ。

大河ドラマ・西郷どん(せごどん)のネタバレまとめ!西郷隆盛は~

大河ドラマ「西郷どん」の記事全一覧!まとめ・まるごと!

前回の振り返り

 

前回のあらすじ・ネタバレはこちら→大河ドラマ「西郷どん」第39話のあらすじ【ネタバレ注意】「父、西郷隆盛」

見逃した方や、もっと何度もみたいなって思う方にはこちら

 

第39話を見逃してしまった方はこちら

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大河ドラマ「西郷どん」基本情報

名称:2018年大河ドラマ「西郷どん」第40回

★放送日:2018年10月28日(日)20時~20時45分

NHKBSプレミアム:18時~18時45分

第39回再放送:2018年10月27日(土)13時5分から

大河ドラマ「西郷どん」第40話のあらすじ

簡単なあらすじのみを載せております。

大久保利通(瑛太)は版籍奉還から一歩進んだ「廃藩置県」を断行するために動いていました。

西郷隆盛を説得し御親兵の話を進め、鹿児島の島津久光に上京してもらうように働きかけ・・・。

新政府のメンバーは廃藩置県に関しては一枚岩ではありませんでした。

西郷隆盛から見ると、矛盾も感じられました。横山が死んだのが活かされていない・・・。

最後は西郷隆盛の民を一番と考える正論に誰も意見できませんでした。

かくして廃藩置県は成立したのでしょうか?

 

 

 

以下はネタバレも含みますので視聴にはご注意ください

第40話【ネタバレ】

島津久光説得!

手紙

明治3年12月。岩倉具視と大久保利通が勅書(天皇からの書状)を携えて島津久光がいる薩摩にやってきました。

 

勅書の内容は、「島津久光はすぐに東京に上り、新しい政府に力を貸すように!」という勅命(天皇の命令)でした。

 

しかし、久光はこれを体調不良を理由に断ってしまうのです。(なんという!)

 

岩倉具視は「恐れ多くも天使様のお言葉やでええ!」と怒りを顕にします。(岩倉にしてみたらそうなりますね)

 

久光は仮病を使っていることも岩倉の怒りに火を注いでいました。

久光にしてみれば、版籍奉還[地方の領土や領民を天子様にお返しする政策]の頃から新政府に不信感バリバリですから仕方ないことです。

 

大久保利通は、久光を始め、どんなに地方のかつての有力な殿様たちが反発しようが改革の手を緩めようとはしませんでした。逆に版籍奉還から一歩進んで「廃藩置県」という政策を打ち出そうとしていました。

※「廃藩置県」とは、藩を潰して県を新たに置き、「知藩事」(旧殿様)がいた立場に新しく「知事」を新政府から送り込み、中央政府主導で政治を行わせるというものでした。目的は資金不足の解消です。要するに藩が抑えていた税収を中央に集めるためでした。

 

大久保は「鉱山開発に鉄道の導入、異国に負けん国を作るのには金がかかる。廃藩置県は直ちに行わなければならん」と決死の思いで改革を進めています。

 

しかし、それを実行に移せばまた国内で反乱が起きる可能性があり、そして今は新政府にはそれに対抗しうる軍隊を持ち合わせていませんでした。

 

特に元薩摩藩には、行き場を無くした20万人もの士族がいました。現トップである久光が政府に反発し、20万人の士族と結びついたら、薩摩と新政府との戦いになることは避けては通ることができません。

そうなる前に久光を薩摩から引き離そうとする勅書だったのですが、失敗に終わります。

 

こうなったら方法は一つ!

戦わずして勝てる超強力な新政府軍を作る!」でした。

具体的には、薩摩、長州、土佐などから兵隊を集め、天子様(明治天皇)の軍隊をつくり、その軍隊を西郷隆盛が率い、御親兵を編成してしまうというものです。敵を味方に引き入れてしまうという妙策でした。

 

その後、大久保は久光が仮病で寝込んでいる磯の御殿を訪れていました。

久光にもう一度上京の件を考え直してもらうためでした。

ふん!お前ら政府の考えちょっこつなど分かっちょっど。わしはお前の指図など死んでも受けん!下がれ!」と久光はお怒りで、追い払おうとします。

 

大久保も引き下がらず「いつまでそのような事を仰せられますか?一人時世に取り残されますぞ」とたしなめます。

さらに「自分はもう島津家ではなく、天子様に使える身」と言うと久光は「これがお前の本性か?」と唖然とします。

 

大久保は「新政府に久光様のための席を設けていて、それが自分の恩返し」だと伝え、深々と平伏します。

恩義ある主に決別を宣言するのは胸が痛みますが、歩みを止める訳にはいかない!と大久保は自分に言い聞かせ磯の御殿を後にするのでした。

一人取り残される久光。時代は確実に変わっていました。

御親兵構想!

侍の世が終わるかもしれない・・・。

そんな雰囲気が鹿児島にの郷中たちに広がっていましたが、西郷隆盛から御親兵(帝の兵)の話を聞くや、若い侍たちは狂喜しました。

天子様にお仕えし、天使様の為に働く。こんな喜びが他にあるでしょうか?

そこで、西郷従道が意気揚々と構想を語ります。

「兄さあやおいと一緒に東京へ行って、国のために働いてほしか!」

というと、「はいっ!!」と勇ましい返事がかえって来ました。

みなぎるパワーです!

活気を取り戻して剣術の稽古に励む若者たちを、隆盛は眩しそうに見守るのでした。

 

その夜、隆盛と息子の菊次郎と縁側で静かに二人語り合っていました。

「菊次郎、おはんも東京に行きたかとか?」と隆盛が聞くと、「よう分かいもはん」と菊次郎。

「よかよか。今世の中は大きく変わっちょ。今はうんと学んで己を磨き、時をかけて考えればよか。楽しみにしちょっで。菊次郎」と隆盛は言って、菊次郎の膝をたたきます。

菊次郎はそんな父の言葉に、なんとも嬉しそうな顔をするのです。

 

廃藩置県断行!

そして年が明けた明治4(1871)年2月。隆盛は熊吉を連れ、東京へと向かったのでした。

 

和服に洋装、ちょんまげにザンギリ頭(散らし髪)、人力車、久しぶりの江戸(東京)は和洋混然としていて、すっかり様変わりした風景に隆盛と熊吉は驚かされていました。

その日、大久保邸で隆盛を歓迎する祝の会食が催され、新政府の面々が一堂に会しました。

大久保がわざわざ築地の料理人たちに作らせた贅沢な西洋料理の数々に、隆盛は目をみはるばかりです。

(薩摩の質素な生活からは想像もできないような時代になりました)

公家からは三条実朝、岩倉具視。長州からは木戸孝允伊藤博文。土佐からは板垣退助、後藤象二郎。肥前からは江藤新平、大隈重信といった錚々たるメンバーです。

聞いたぞ西郷くん。天子様をお守りする御親兵を編成するっちゅう考え、諸藩取り潰しの備えとする考え」と木戸が切り出すと、これがきっかけになり、皆が各々の意見を言い出し、まとまらない議論になってしまうのでした。

御親兵一つとっても反対と賛成がくっきりと分れている状態です。

「笑ってくいやい。こいが、政府の実情じゃ」と大久保は自嘲気味に言います。

特に御親兵に反対しているいや、薩摩に敵対している土佐と肥前には手を焼いているようでした。

 

どうやらまだ藩の取り潰しを執り行うには時がかかるようじゃのお」と隆盛は言います。

しかし、それも仕方がない、家臣として命を尽くした藩を取り潰すって事を、たやすく腹をくくれるわけもないだろう。それが人の心だとも隆盛は思うのでした。

「まずせんにゃならんのは、時をかけても皆を説くこっじゃ。薩摩、長州、土佐、肥前の足並みをそろえにゃならん。」との隆盛の言葉に大久保が首を横に振って遮ります。

 

もう時はかけられない。ここは薩摩が陣頭にたち、事を推し進めるしかない。隆盛から託された国つくりの山場だ。」と大久保は力説します。

「ここはおいについてきてくいやい。頼む。」と大久保が懇願すると、「分った」と隆盛がうなずきます。

大久保はホッとして、たくあんをかじり紅茶をすすります。(妙な組み合わせですねえ。でも美味いようです)

 

大久保は、妾のおゆうとの間に達熊という息子をなしていました。

以前、大久保は正妻の満寿に子どもたちを連れて東京に来いと言いましら。しかし、妾おゆうの存在に気づいていた正妻満寿は断わりました。なぜ妾のいる東京へ大久保は満寿を呼び寄せようとしたのか?大久保はもう薩摩には戻らない!と覚悟を決めたからでした。

 

今や立派なひげを蓄え、洋装を好む竹馬の友、大久保を、隆盛はなんとも言えない気持ちで見つめるのでした。

(女性に対する価値観の違いでしょうねえ)

 

同年4月。鹿児島(薩摩)、山口(長州)、高知(土佐)の合わせて8000人という兵(御親兵)が東京へやってきました。

隆盛は木戸と共に参議(国策の立案者)に選出され、これでいよいよ廃藩置県の議論が熟するはずでしたが、意見は堂々巡りするばかり。

「なにゆえ断行しないのだ!」と大久保は歯がゆく叫ぶ!

それに対抗し、土佐の後藤、板垣、肥前の大隈、江藤が反対するのです。

断行すれば、戦になる。戦に慣れば銭がかかる。銭がなくなれば新政府はどうなる?などと言います。

 

そんな反対意見に対し、隆盛は落ち着きを払ってこう言います。「我らの給金を減らし、質素倹約に努めればよか」と。

 

一同、呆れ顔です。

そこへ、昼食が運ばれてきました。料亭からの豪華な重箱です。

「そんもはん、おいは頼んじょらんもんで」と隆盛は、風呂敷を広げ竹の皮に包んであった握り飯をうまそうに頬張り始めました。

(いいぞ!隆盛!民の為に!)

 

 

その夜、大久保は岩倉のところに寄って「お前だけが頼りだ」と言われた後、隆盛と熊吉の住んでいるみすぼらしい長屋を訪れました。

(大久保の屋敷とは正反対)

大久保は「みんな(今日集まった一同)やりにくかち言っちょ」と指摘します。

隆盛は「そうじゃろな」と厳しい口調で言い捨てます。

新政府のスッタモンダしている政治と、私腹を肥やす役人たち。こんな実情を知って腹を切った横山安武も報われん!と。

しかし、大久保は反論します。立派な屋敷に住むのも豪華な料理を食べるのも、異国と対等に話をするためだ!と。

そして100年先の民の暮らしを考えて廃藩を断行する、と言い切ります。

大久保は隆盛に「頼んだぞ」と言い、西洋の懐中時計をちらっと見て去っていきました。

 

そして大久保は木戸だけを自宅に呼び、根回しをしていました。「手を貸して欲しい。土佐に主導権を握らせず、薩摩と長州で進めていこうと」。

木戸は「西郷君は大丈夫なんだろうな?御親兵が動かなければ破滅じゃ」と念を押します。

大久保は、「心配ご無用」と隆盛を信じるしかありませんでした。

 

数日後、東京城の会議室は外の激しい風雨の如く荒れていました。

大久保が木戸と手を組み、土佐と肥前を出し抜いて「廃藩置県」の勅書(天皇からの書状)を賜ったのでした。

それを知って会議室にすごい怒りの形相で入ってきた後藤、板垣、江藤、大隈が「これはだまし討ちじゃ!」「こんな政府やっちょれるか!」と憤慨し立ち去ろうとします。会議はえらいことになってきました。

岩倉具視はそんな事態をみて悲鳴を上げますが、大久保はいたって冷静で「足手まといは辞めていただいて結構」と意に介さない様子です。

 

これは火に油を注ぎ、さらに険悪なムードが渦巻く中、隆盛がいないことに木戸が噛みつきます。

「隆盛が陣頭指揮をとってこその御親兵であって、その隆盛がいなくては廃藩などできん。」

 

矛先が大久保に向かう流れの中、隆盛が会議室に入ってきます。

御親兵の調練を見に行って遅くなって入ってきたのです。

 

険悪ムードを一掃するかのごとく隆盛は言い放ちます。

「藩の取り潰しは政府が一枚岩になってこそ初めてなせる。つまらん政府と思わせてなならない。民を裏切ってはいけない!維新に携わってきたものの責任であると!戊辰で死んでいった者たちの責任があると!」そして、「みんなが一つになりそれでも反乱を起こすなら、おいがすべてひきうけもんそ。」と一同の前で宣言し議論の再開を頼むのでした。

誰一人隆盛に物を申せるものはなく、議論は再開されたのでした。

 

一同が去った後の会議室に大久保と隆盛が二人でいました。

「実は迷っちょった」と本当は迷っていたことを隆盛が告白します。

大久保も「おいは間違っちょったか?」と弱気な声を出します。

しかし気持ちが固まった隆盛は大久保を励まします。

「自分が支えるから、一蔵どんの思うように存分にやれ!」と。

そして、握り飯を大久保に差し出します。

二人で「うまか!」と涙ぐみながら握り飯を食べる二人。

時が薩摩の郷中時代に戻ったようでした。

そして、7月14日。諸藩の知藩事(国の責任者)が集められ、廃藩置県の勅書が読み上げられました。

 

これにより、藩は完全に解体され、前藩主だった知藩事たちは全員罷免(職を辞めさせる)されました。

寝耳の水の事態でしたが、土佐、肥前の面々が心配した反乱は全く起こりませんでした。

 

大河ドラマ「西郷どん」 10月28日第40話の感想!

 10月28日の放映を見終わったら書きたいと思います!

廃藩置県を巡った政府の混乱を描いた回でした。

特に大久保が廃藩置県を成功させるため、苦難をかぶり断行していく様が手に取るように分かり、

映像を通じてそれが自分ごとのように伝わってきました。

特に隆盛の祝宴で木戸が大久保に賛成しないことを言った時の大久保の顔の引きつり具合がグッジョブ!

もちろんそこには理想だけではなく、主導権争いや、自分の地位を守りたい人間のエゴ的なものも強く現れていました。

そんな人間って生々しいなあって!

後藤象二郎の嫌味や(みんなが歓迎しているわけではないけどなって言い方!)だったり、江藤新平の凄み(テーブルを叩いて訴える様子)や大隈のとにかくお金を気にする様子(所轄が財政を担当だからそうなるのですが)とみんな必死なんだなあてみていて面白い!

見世物じゃない!って怒られそうですけどね。

また江戸時代の古き善き文化から、西洋の新しい文化に入れ替わっていくのを映像で見るのもなかなか見どころがあるなあと思いました。そう言えば人力車に引かれそうになった熊吉のズッコケは今回唯一の笑いでした笑。

一方で隆盛が貫禄出てきました!父として菊次郎と話す様も、歩く様もどっしりしていて良い!特にバラバラになる寸前の新政府を隆盛のビシッとした言葉!かっこよすぎるでしょう!もちろんその前に相当悩まれているからこそ重みがある。良い!

 

そして今回の泣きポイント、最後隆盛と大久保が二人で握り飯を食べるシーンです。

二人の友情は本当に最高!お互いに不足する部分を補うって一番良い関係じゃないですか。

大久保は自分の道を突き進む!隆盛は障害を取り除く!二人で一つ!

そして握り飯を大久保の手に取らせて渡す隆盛。

かつてのわんぱくだったあの頃に戻ったようで涙が止まりませんでしたあああ!

 

 

 

大河ドラマ「西郷どん」 10月28日第40話の視聴率は?

リアルタイム視聴率は水曜か木曜に更新致します。

アルタイム視聴率:11.7%

★タイムシフト視聴率

★総合視聴率

全話の視聴率をご覧になりたい方はこちらを!⬇

2018大河ドラマ「西郷どん」全話視聴率掲載!超えろ「篤姫」!

 

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