戦国時代をこよなく愛する激務ファミレス店長、南昌幸がお届けする
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今回は、映画「関ケ原」でも触れている「竹杖事件」という出来事から石田三成公と徳川家康公の行動の
圧倒的違いのポイントをご説明したいと思います!
「関ヶ原」についての簡単な解説は、『関ケ原の戦い!合戦に至る経緯を分かりやすく5分でまとめました!映画「関ケ原」を10倍楽しめます!』をご覧ください。
何故調べたいと思ったか?
2人の行動の違いをはっきりさせることで、「自分の感情のまま行動をしていくと敵と味方がはっきりと
分かれる。相手の感情を考えながら行動すると敵を減らし味方を増やせる。」、というのが分かり、
人間の勉強になるかな!と思ったからです。
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「竹杖事件」に絡め、3つのポイントに分けてご説明していきたいと思います!
まずはじめに「竹杖(ちくじょう)事件」とは?
ことの起こりは本当に些細なことなのです。
石田三成公が普請現場で指揮する時に使う竹の杖を落としてしまいます。
それを近くにいた徳川家康公が拾って石田三成公に渡そうとします。
三成公は、礼も言わず無言で竹の杖を受け取り、その場を立ち去ります。
★DVDでは「27:00ころ」にそのくだりがあります!
この些細な事件が後の関ケ原の戦いに結構な影響を及ぼすことになるのですが、、。
この事件から2人の行動を2つポイントをまとめて見ました。
1,自分中心?相手中心?
2,最優先事項は?
それでは各項目2人それぞれ見てみましょう!
1,自分中心?相手中心?
石田三成公の場合
自分中心だと思います。もっと言えば、自分の感情を中心に行動していると見えます!
家康公が竹杖を拾ってくれた時に、家康公が拾ったという事実が嫌で嫌で仕方なかったのでしょう。
誰でも嫌な人はいますが、それでも普通に拾ってくれたものを一言感謝の言葉をいうことは
いくら嫌いでも伝えるべきでした。
人間としてそこはやってほしかった!!!
三成公は、感情が理性を上回ってしまうことが多いのでしょう!
もしくは人間らしいがゆえにそういう行動を取ってしまったのでしょうか!!!
島左近公から「豊臣の奉行としての振る舞いとみられるから、大人な行動を取るように」
というような主旨の忠告がありましたが、それすら三成公は納得されていませんでした。
そこを取り入れてほしかった!と本当に思います!
とても人間らしい三成公の姿がここにありましたが、評判を下げたり、敵を作ったり、
憎悪の気持ちを相手に持たせてしまうといった、負の部分がとても直接的にも潜在的にも
多かったように思います。
その相手のまで考えることができたナラ、、、!と思わずにはいられません!!!
事実、家康公は後々「竹杖の件を思い出すだけで腸が煮えくり返る!」とかなり根に持っています。
身近な人に対しては、愛嬌で済みますが、敵方に対してはかなりの悪影響をあたえてしまいました。
徳川家康公の場合
敵方の石田三成公に対して、落ちた竹杖を渡すという行動を取りました。
家康公としては、普通の行動をとられたのでしょう。
普通に相手にとっての親切心だったのでしょう。
拾って渡すという行動に深い意味は無かったように思われます。
しかし、結果的に、三成公から受けた行動は、無視されてそっぽを向けられるという
行動でした。
この一件が家康公の憎悪の火の元に大きな炎を灯すこととなります。
ちょっとしたことが、行動の原動力になる一例です!
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2,最優先事項は?
石田三成公の場合
自分の感情が最優先とされる傾向があります。
これは時には人を惹きつける魅力にもなりますし、
何より、自分の行動の原動力になり得る大切な要素ではあります。
私も、そんな三成公をなんか愛らしいなと思うところではあります。
故に、秀吉公などからの家臣の誘いを断った島左近公を家来にでき、
屈強な石田軍団が出来上がったのだと思います。
しかし、「義」(正しい行いを守ること。人間の欲望を追求する「利」と対立する概念)ある世の中にしたい!というのが三成公の夢ですが、その夢を達成するには、自らの純粋すぎる感情を抑えることが必要でした。
旗印として掲げた「大一大万大吉」(詳しい意味はコチラをご参照下さい)を実現するために!
その感情と上手く付き合ってほしかった!!!!
今一番優先しなければならない行動は何なのか?
自分の感情か?相手に与える感情の悪影響か?
前田利家公も「将の上の将になるにはちと純粋すぎるかもしれん」と三成公を評していますが、
そうなのかもしれません、、、。
徳川家康公の場合
家康公も夢は「厭離穢土欣求浄土」(詳しいことはこちらから)で目指すべき世の中がありました。
それを実現するために、様々な感情を表に出さず、上手く世の中と付き合ってきたように思えます。
なによりも優先スべきは、夢の実現の為の行動であり、自分の行動が周りに与える影響を
とてもよく知っていたんだと思います!
もちろん、身内にはそれをぶちまける場面もあります!しかも相当な勢いで!!!
たまりに溜まっているのが良くわかります!
それをみて身内の三河武士たちはさらに家康公を好きになり、この人のためならば!
と結束を高めていったのだと思います!
とにかく、ちょっとした感情に行動がブレること無く、夢の実現の為に必要なことは
なんでもやる!という一貫した行動が最終的に勝利を収め、夢の実現を可能にしたんだと思います!
まとめ
石田三成公と徳川家康公の2人を竹杖事件から行動の違いを紐解いてみました。
2人とも夢はありました。
目指すべき世の中がありました。
石田三成公は「大一大万大吉」
徳川家康公は「厭離穢土欣求浄土」
しかしながら、各々優先した行動が違いました。
徳川家康公は、石田三成公の竹杖を拾い渡します。
石田三成公は、徳川家康公に竹杖を渡され、無言で受け取りそっぽを向きます。
ここには、
石田三成公は自分中心であり、自分の感情を優先させたということが見えます。
徳川家康公は相手中心であり、自分の行動による周りへの影響を優先させたといえます。
この一件を見ただけでも、私たちは色んな事を学べます!
実際の生活に生かしていきたいですね!!
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